女性のからだの悩み

生理痛、子宮の不調はなぜおこるの?

生理前後は女性ホルモンの影響から骨盤の関節がゆるんで動くため、様々な症状がでやすくなります。
子宮、卵巣は骨盤内の筋肉などによって固定されていますが、骨盤の歪みがあると、骨盤がゆるむべき時にゆるまないので、骨盤内で筋肉の緊張や圧迫がおこります。
血液の流れも悪くなってしまいます。
また、普段から骨盤が開き子宮が下がりぎみの人は、そこから更に下がるので生理痛が出やすくなります。

不調がある時、お腹をさわってみると冷たくなっている事が多いですね。みなさんも、経験があるのではないでしょうか?

下着の締め付け、キツキツのGパン、冷え、運動不足もすべて血液循が悪くなるので、生理痛の原因になります。
(心あたりのある人は、気をつけてみて下さいね)

骨盤は開くと良くない?

そんなことはありません。
良い骨盤とは、開くべき時に開くことができ、閉じるべき時に閉じることができる弾力のある骨盤のことをいいます。
骨盤は開いたり、閉じたりしています。
では、どのような時に骨盤は開いたり、閉じたりするのでしょう?

骨盤が開いている時は、すべての関節が緩んで脳も副交感神経優位の休息モード。
夕方以降、夜寝ている時は1日で一番開いています。
(1日の疲れをとって、エネルギーをチャージ!)
昼食後は食べた物を消化するため、酵素が消耗され骨盤も開くので眠くなります。(15分位お昼寝を!)
やる気がなく、寝ていたい、休みたい時。
生理中や、妊娠中。(だから、生理中は眠いんですね)
春から夏にかけて、骨盤は徐々に開いていきます。

骨盤が閉じている時は、筋肉が引き締まって、脳も交感神経優位の活動モード。
朝は閉じていて活発にエネルギーをアウトプット!
(集中力を要する仕事、勉強は朝がいいですね)
やる気満々!でテンションが高い時。
秋から冬にかけて、骨盤は徐々に閉じていきます。

※骨盤は1日の間でも、季節によっても動くんですね。
みなさんも弾力のある骨盤を手に入れましょう!

ムクミってなに?

心臓から送り出された血液が動脈を通って手足の末端の毛細血管まで行きわたり、今度は静脈に入って心臓に戻ります。
しかし、重力に逆らって心臓に戻すのは結構大変・・・。

ふくらはぎをはじめとした脚の筋肉が疲れていると、心臓に戻せなかった体液(血液、リンパ液など)が停滞します。
これが脚のムクミの原因なんですね。

※筋肉がポンプの役目をして体液を運んでくれています。
※リンパ管は皮膚の表面に存在するので、跡がつくような下着はリンパの流れが下着によって遮られてしまっている証拠。

★ムクミに効く食べ物

スイカ、キウイ、メロン
きゅうり、山芋、かぼちゃ
小豆などの豆類、昆布、ひじきなどの海藻類など

★ムクミに効くツボ

足裏のかかと中央にある「失眠」というツボ。
足裏の親指側にあるふくらみと、小指側にあるふくらみが中心より
つま先側で「人」の字形に交わる部位「湧泉」というツボ。
この2つのツボを3分位ゴルフボールで踏んでみましょう。

※夏バテ気味でムクミがちな身体に効果大!

骨盤の歪みチェック

骨盤の歪みチェックをしてみよう1

□椅子に座った時、左右どちらかの膝が前に出ている。
□パンツの丈を詰めてもらったら、長さが違ってた。
□左右の靴底のへり方が違う。
□スカートが左(又は右)にまわる。
□ぺたんこ座りがラク。
□横座りでやりやすさに左右差がある。
□足を組んでやりやすい方、やりにくい方がある。
□足を組まないといられない。
□足の裏を合わせて座ると左右の膝の高さが違う。

骨盤の歪みチェックをしてみよう2

目を閉じてまっすぐに立ち、その場で足踏み。
膝が腰の高さに来るようにして、手を大きく振って50回。
終わって目を開けた時、最初の位置より前後、左右にずれていたら
歪みのある人。回転してしまう人は捻じれの大きい人。
(中には1回転してしまう人もいるので、目を開けたらもとの位置?
誰かに見ててもらいましょうか・・・)

★前後にずれてしまった人にオススメの体操

つま先とかかと立ちを交互に繰り返す。
最初は30回から連続100回を目指す。
(無理をせず、自分のペースでおこなって下さい)
最初は大変ですが、慣れてきたらなるべく大きく動かしましょう。
※この体操は重心が安定してきて、頭に上がったままの気が下がり
やすくなります。
自律神経を整える効果も!

★左右にずれてしまった人にオススメの体操

足を腰幅に開いて、右にずれた人は右足(左にずれた人は左足)を
半歩前に出して、そのまましゃがんで垂直に起き上がる。
最初は10回から最終的に50回を目指す。
(無理をせず、自分のペースでおこなって下さい)
※左右の重心の歪み(骨盤の歪み)を改善できます。

骨盤ストレッチ

正しい座り方が楽にできる!

まず、椅子に座ってみましょう。

□猫背になっていませんか?
□足を組んでいませんか?
□背もたれに寄りかからずにいられない?
□背筋をのばして座ると背中が痛い?

では、楽に正しく椅子に座ってみましょう。
バスタオルを折りたたんで、お尻の下に敷いてみましょう。

★ポイントはお尻全体ではなく、後ろ3分の1から2分の1に敷く。
すると、無理なく背筋がのびます。
この状態で足を組もうとすると、かなり組みにくいはず。
そうです、正しく座っていると足は組めないんですね。
この座り方は床に座る時にもいいです。
胡坐や長座をする時も楽に座れるのでオススメ!

※タオルの高さや位置は少しずつ動かして、自分がいちばん楽に座れる位置で
※デスクワークの方は長時間、同一姿勢をとっていますよね。
こまめに席を立ち、カラダを動かすようにしましょう。
骨盤の筋肉をつかいましょう!
床に両脚を伸ばして座ります。
腕を胸の前で交差させ、お尻で歩くだけ!
前に10歩進んだら、後ろに10歩を繰り返します。
最初は1分から、最終的には3分は楽にできるといいですね。

※お部屋に合わせて、10歩でなくてもかまいません。
(無理をせず、自分のペースで行って下さい)

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